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論証とは「与えられた命題が真である理由を明らかにすること」であり、「真なる前提から真なる結論を推論規則に従って導き出すこと」でしたね。
でもここには推論という別の言葉がでてきました。
では、これも意味を調べてみましょう。
すいろん 【推論】 ある事実をもとにして、他の事をおしはかること。推理や推定を重ねて結論を導くこと。「調査結果から事故原因を―する」 (三省堂提供「大辞林 第二版」より)
定義だけでは解りずらいので、実例で考えて見ましょう。
まず、こうした推論でよく使われる手法に、三段論法があります。
三段論法は3つのステップからなります。
1) A--->B 2) B--->C 従って 3) A--->C
数学でならったのを覚えている方も多いでしょう。実は三段論法は論証として極めて有効な推論法なのです。
この三段論法を使って「クリントン元米国大統領は死ぬ」ことを推論してみましょう。
まず、どれがAで、どれがBで、どれがCになるかを考えないといけません。
最も解りやすいのが、(A--->C)です。何故ならば、これが証明する結論だからです。
つまり、次のようになります。
A:クリントン元米国大統領 C: 死ぬ
次に考えるべきことは、どうしたら(今生きている)クリントン元米国大統領が死ぬことが証明できるかということです。
ここで(B--->C)が必要になってくるわけです。ここに誰もが納得する、いわゆる「真理」なる法則を持ってくることができれば、問題は解決できます。
ところで、誰もが「人間は死ぬ」ことを知っています。人間が発生して数万年以上が経ちますが、人間たるものいつかは死ぬのです。
これは誰もが認める真理です。これを(B--->C)に使うのです。
その結果、
B: 人間
となります。
こうして三段論法が完成しました。全体は次のようになります。
(A--->B)クリントン元米国大統領は人間である。 (B--->C)人間は死ぬ。 従って (A--->C)クリントン元米国大統領は死ぬ。
「クリントン元米国大統領は人間である」(A--->B)ことを受け入れれば、「人間は死ぬ」ことから、「クリントン元米国大統領は死ぬ」という命題が証明されました。
でも、世の中もっと複雑な問題が沢山ありますね。
そこで、次には実際的な具体例を取り上げて見たいと思います。
では、三段論法の応用をご覧ください。
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ディベート解説:推論と三段論法 |
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